医薬情報担当者のMRが活躍するシーンやその必要性の解説

MRは、製薬会社の営業部門に属する職業です。自社の医療用医薬品を中心とした医薬情報を医師や看護師に提供したり、医療現場の状況を会社に報告し、それをもとに新たな製品開発に役立てたりします。活躍するシーンとしては、お医者さんへの情報提供が主であるようです。自社の薬がどんな病気に効くのか、ほかの薬とはどう違うのか、どんな裏付けがされているのか、錠剤の工夫ポイントなどをプロモーションします。また、薬は一歩使い方を誤ると死に至らせる危険も持っています。よって投与する量、時間、人の性質などを正しく伝え、安全に管理してもらうことも重要な役目です。このような情報を伝え、営業をするため、MRは毎日病院や薬局を一件ずつまわります。直接患者さんと会って話すことはありませんが、商品を通して私たちの健康を守る、影の立役者のような存在と言えるでしょう。

MRに必要な資格「MR認定証」

MRという仕事は資格がなくても行うことが可能です。しかしMR認定証がないと業務上不利になる場面が多くなることは否めず、MRになって半年~1年間は皆必死で勉強します。ここでMR認定試験について解説します。まず受験資格を得るには、導入教育の一部である基礎教育を、教育研修施設で300時間受けなければなりません。その後MR認定試験に合格された方は、製薬企業に就職して実務教育150時間を修了すると、導入教育を修了したことになります。さらにその後MRとして6ヶ月間の実務経験を終えて、はじめてMR認定証が交付されるのです。MR認定証は、MRとしての最低限の基礎教育やスキルと倫理観を備えていることを証するものですので、基礎教育を修了し、MR認定試験に合格しただけでは認定証は交付されない仕組みになっています。ただ合格率は80%くらいですので、それほど難しい試験ではないといえます。

MRが扱う医療用医薬品と一般用医薬品

MRが扱う薬は医療用医薬品といい、医師の処方箋を必要とし、薬剤師によって処方される薬を指します。一方、コンビニやドラッグストアなどで私たちも簡単に購入できる薬は一般用医薬品といいます。それぞれ処方薬、市販薬と言い換えられたりします。日本の医療用医薬品市場は、一般用医薬品市場の規模の約10倍です。テレビCMなどをしている一般用医薬品は製薬会社の商品のほんの一部でしかありませんが、ネット販売なども行われていることから消費者にとって身近な存在となっています。一般用医薬品の良い点は、いつでもどこでも買える、安く買えるといった利便性です。また水虫やデリケートゾーンなどの薬も買いやすいといった声もあります。ただし、安全性が不確実で犯罪に繋がりやすい、個人にあった処方ができないといったリスクもあります。その点、医療用医薬品はMRや医師の豊富な知識に基づいた安全な処方を望めることが最大の魅力です。